対談:お子様ランチカフェ「Baby King Kitchen」オーナーでんじさん

コドモゴコロをよく知るゲストにお話を聞く対談コーナー。第3回目のゲストは、オトナもコドモもお子様ランチを食べれるカフェ「Baby King Kitchen(ベイビーキングキッチン)」のオーナーでんじさん。Coba-UとHAKASE-SUNがお店におじゃまして、実際にお子様ランチを食べながらお話を聞いてきました。
Coba-U:ジャン。今日は、高円寺にある、オトナもコドモもお子様ランチを食べれるカフェ「Baby King Kitchen(ベイビーキングキッチン)」にやってきました。
HAKASE-SUN:もっとファンシーなお店かと思ったら、かなりオシャレですよね。
Coba-U:ね。すごくオシャレ。照明もこだわってて・・・
HAKASE-SUN:ブランコもあって。いっきに童心に帰りました。
Coba-U:HAKASEさん、さっきこうやって(うつぶせで)ブランコのってましたよね(笑)。
HAKASE-SUN:ブランコは男乗りっていうのがあって、男の子はウルトラマンみたいに乗るんですよ。
Coba-U:シュワッチみたいな?

店内に、大人も乗れるブランコや滑り台、輪投げなどのおもちゃがたくさんあります。
HAKASE-SUN:まあ、おなかもすいたし、早速お子様ランチを食べましょう。ぼくが頼んだのが王道のお子様ランチで、Coba-Uちゃんのがお姫さまランチですね。
Coba-U:キャー!まさかお子様ランチが食べれるなんて。わたし、レストランでお子様ランチが食べたくて頼んだことあるんですけど、「オトナの方はダメです。」って言われちゃったの。
HAKASE-SUN:普通はそうなんだよね。でも、ここはお子様ランチ専門店だから。
Coba-U:いただきまーす!オムライスに顔が書いてある。なんか、こわすのもったいないよね。
HAKASE-SUN:ケチャップライスがなつかしい。旗は持って帰っていいのかな。
Coba-U:おいしい!たまごがふわふわで、これは本格的なオムライスですね。

HAKASE-SUNの注文した、看板メニューのお子様ランチ(1,100円)。
Coba-U:今日は、こんな素敵なコンセプトのお店をつくった店長さんにお話聞いてみたいと思ってます。早速呼んでみましょうか。
HAKASE-SUN:なかなかイケメンの店長さんですよね。
Coba-U:店長さーん!
でんじ:どうも、店長のでんじです。
HAKASE-SUN:料理すごくおいしかったです。
でんじ:ありがとうございます。全部、お母さんに教わった手料理にひと手間かけてつくったものです。
Coba-U:小さい頃に、こんなおいしいお子様ランチ食べてなかったと思います。どうしてこういうコンセプトのお店を開こうと思ったんですか?
でんじ:お店をつくるときに、自分の好きなものをつくりたいなと思って、まず、自分の好きな料理を書き出していったんです。最初は200種類くらい書いて、次に、特に好きなものにマルをつけていったら、ハンバーグとかエビフライとかカレーとかグラタンとかオムライスとか・・・これって、お子様ランチじゃんって(笑)。
Coba-U:成長してなかったんですね(笑)。
でんじ:そうですね。好きなものって変わらないじゃないですか。そこからお子様ランチにこだわるようになりました。

コドモに大人気のイケメンオーナーでんじさん。
Coba-U:今日ここに来て、コドモが元気よくギャーギャー騒いでるカフェって、はじめての体験で。普通は騒いでたら、お店の人に「静かにしてください」って言われると思うんですけど、みんなでそういう空間を楽しもうっていうのが素敵だなと思いました。
でんじ:そうですね。元々、このお店は、コドモゴコロを持ったオトナの人が来てくれたらいいなと思ってつくったんですけど、やってみたら意外とコドモも多くて。お客さんが「コドモと一緒に行けるお店がない。」って言うんですよね。コドモを連れて行くのは騒ぐからダメなんじゃないかとか気にしていて。ぼくは一緒に楽しめればと思っています。
Coba-U:さっきも、もみくちゃにされてましたよね。両手両足にコドモみたいな(笑)。
でんじ:そうですね。土日は全身にくっついてますね(笑)。ぼくらもコドモと遊んでいて怒られないですしね。むしろ親に「ありがとう。」って言われるし。
Coba-U:じゃあ、でんじさんはコドモと遊んで、料理はスタッフにまかせて・・・みたいな。
でんじ:そんなことないですよ。ちゃんと料理は作りますよ!これもぼくが作りました。

Coba-Uの注文したお姫様ランチ(1,400円)。でんじさんがつくってくれたそうです。
HAKASE-SUN:そうだったんですね。すごい上手ですよね。
Coba-U:なんか、お母さんみたいですよね。お母さんって呼んでいいですか?
でんじ:いや、せめてお父さんにしてくださいよ(笑)。まあ、結婚もしてないし、コドモもいないんですけどね。来年から婚活するんでよろしくおねがいします。
HAKASE-SUN:いや、でも、でんじさんカッコイイですよね。
Coba-U:めっちゃいいパパになりそうですよね。
HAKASE-SUN:お店はいつオープンしたんですか?
でんじ:去年4月にオープンしたばかりなので、まだ1年ちょっとです。
Coba-U:こんなお店が出来て、喜ばれてるんじゃないですか?すごい楽しいもん。こうい場所は必要だと思います。
HAKASE-SUN:都会のオアシスって感じで、こういうお店好きですよ。お店の雰囲気もいいし、駅からもわりかし近いし、こんなカッコイイ店長さんもいるし。
でんじ:ありがとうございます(笑)。

大人がゆっくりできる、オシャレで落ち着いた雰囲気の店内。
Coba-U:かわいいケーキも飾ってありましたよね。お誕生日会とかできるんですか?
でんじ:お誕生日会は多いですよ。年間300人くらい。
Coba-U:このお店にくるお客さんって、何か共通点ありますか?
でんじ:多分、僕と似た人ですね。じゃないと来ないと思うんですよ。お子様ランチを食べたくない人もいると思うので、食べたい人が来る。例えば、こうやって店内に置いてある絵本も、見て「かわいいな」と思う人は、また来たいと思うだろうし、興味ない人は来ないと思うんです。だから、僕と同じ「好き」を持った人が来てくれると思います。
Coba-U:同じような感覚の持ち主が集まるんですね。
でんじ:そうですね。だからやりやすいし、たのしいです。
Coba-U:机の下に、絵本がいっぱい置いてありますよね。
でんじ:どちらかというとオトナ向けの絵本というか、自分たちの世代がなつかしいなと思う本をチョイスしてます。これとか遊びごころあって面白いですよ。めくっていくと顔が変わるんですけど。
HAKASE-SUN:あったなー、こんなの。

頭や目、鼻など5種類のパーツわかれたページをめくると、いろんな顔が出来る本。
でんじ:コドモのころあったのをオトナが本気で悪ふざけで作った本だと思います。65000種類の顔がつくれるらしいですよ。
Coba-U:オトナでも楽しめる絵本ですね
でんじ:実は、うちにある絵本って、新しく買った本はないんですよ。自分たちが持ってた、小さい頃に読んでた本とか、お店に来るママさんたちから、「もう使わないんで、よかったらお店に置いて下さい。」っていただいたものだったり。自分たちを読んだものを小さい子たちに伝えたいですよね。
HAKASE-SUN:コンセプトというか、でんじさんの考えてることもはっきりしていてカッコイイですよね。
でんじ:ちなみにお子様ランチって、コドモしか食べちゃいけない理由って知ってますか?
Coba-U:そう!さっきも話していたんですけど、わたし、お子様ランチが食べたくて「お子様ランチ下さい。」って言ったことあるんですけど、NGって言われたんですよ。別にいいじゃんって思ったんですけど。
でんじ:ですよね。元々は50年くらい前に、銀座の三越とか松坂屋がはじめたものなんですけど、お子様ランチって、エビフライとかハンバーグっていうおかずの主役がのってるんで、お子様ランチばかり出してると赤字になっちゃうんですよ。時間や手間もかかるので。でも、デパートにコドモ1人では絶対行かないじゃないですか。だから、お子様ランチで赤字になっても、親で採算取れるからいいだろうって考えでつくったらしいんですよ。
Coba-U:実際は見た目より、手間隙かかったお料理なんだ。
でんじ:実際はコストも時間もかかってる。だから、オトナが勝手にルールを決めて、コドモしか食べれないって決めちゃったんですよ。そんな理由で食べれないってあほらしいですよね。でも、今まで大人がお子様ランチが食べれるお店ってないじゃないですか。
HAKASE-SUN:ほんとほんと。ないですよね。

お店にはコドモたちがいっぱい。コドモたちのパワーに圧倒されるCoba-U。
でんじ:時間とコストと手間をクリアしないとできない。
Coba-U:じゃあ、今日出していただいたお子様ランチも・・・
でんじ:クリアしてるんですよ。うちは赤字じゃないんです。赤字じゃない秘密は、全部手作りだってことなんですけど。デパートやファミレスだと、冷凍の加工食品なので、たくさん仕入れじゃいけないし、コストもかかっちゃう。でも、実際エビフライとか自分たちで衣つけたほうが安く出来るしおいしいし。
Coba-U:だからこんなおいしいんだ。
でんじ:あと、時間のことなんですけど、こんなたくさんの種類つくるの時間かかるじゃないですか。それを解決する方法が、この絵本なんですよ。
Coba-U:え?これ?
でんじ:ハンバーグ屋さん行って10分待ったらすごく待った気がするじゃないですか。でも、絵本読んでたりすればあっという間に感じる。だから、コストと時間が解決していて、あとの手間は、自分たちが頑張ればいいだけなので。
Coba-U:めっちゃ良心的!
でんじ:でも、自分たちが頑張ればみんながこれを食べれるって思ったら、頑張れるじゃないですか。

でんじさんの想いが詰まったお店の看板。
Coba-U:お客さんはみんなお子様ランチ食べるんですか?
でんじ:実は、はじめて来る人はお子様ランチを食べるんですけど、2回目以降は違うものを食べる人が多いんですよ。お子様ランチってあくまでも入り口で、僕らはお子様ランチ屋をつくってるつもりじゃないんですよ。自分たちの好きなことやろうと思ったらお子様ランチに行き着いたただけなので。他の料理もこだわってつくっています。エビフライやオムライスを単品で注文することもできるし、メニューのバリエーションもあって、絵本や映画に出てくるようなメニューもあります。
Coba-U:どんなメニューがあるんだろう。
でんじ:例えば、魔女の宅急便に出てくる、ニシンのパイとか食べれちゃうんですよ。
Coba-U:映画の中に出てきたメニューが実際に食べれちゃうんですね。わたし、ハイジに出てくるとろけたチーズを食べたい!
でんじ:そうやって、お客さんから「食べたい」って言われてつくったのがはじまりです。
HAKASE-SUN:全部制覇したくなるし、また来たくなるよね。
Coba-U:食べもので、一瞬でコドモの頃の自分に戻れちゃう!ということで、今日は、そんな素敵なお店「Baby King Kitchen(ベイビーキングキッチン)」からお届けしました。ありがとうございました。
注意:この対談記事は、文章としてわかりやすいように、本人の発言と違う言葉に編集・補足・省略している部分があります。全内容は、以下の動画でご覧下さい。
田中靖浩(でんじ)
1980年8月14日生まれ。A型。カフェオーナー。2009年4月15日に大人も子供もお子様ランチの食べれるカフェ「Baby King Kitchen(ベイビーキングキッチン)」をオープン。現在料理研究家としても活動中。
でんじさんのブログ
Baby King Kitchen(ベイビーキングキッチン)
住所:東京都杉並区高円寺北3-2-15 珍来ビル 2F
TEL:03-5356-9960
営業時間:11:30~24:00
定休日:火曜日(1月、4月、8月、12月を除く)
Baby King Kitchen
2010年9月2日 Post by トミモトリエ







